和泉フォーム

取り扱い製品

和泉フォームは、主に椅子・ソファ類を中心とした家具に用いられるポリウレタンフォームを取り扱っています。
ウレタンフォームの中でも金型にウレタン液を流し込んで発泡・成形させることで複雑でデザイン性に富んだ形状の製品の大量生産を可能にする「成型モールドタイプ」のウレタン製品を主力製品としており、 「軟質モールドウレタンフォーム」「硬質モールドウレタンフォーム」「超硬質モールドウレタンフォーム」など椅子・家具用に用いられるものから、「インテグラルスキンフォーム」「FIF(フォーム・イン・ファブリック)」「衝撃吸収フォーム」 など様々なタイプのモールドウレタンフォーム、及びウレタンファニチャー製品やウレタンファニチャー用芯材を取り扱っています。

軟質モールドウレタンフォーム

軟質モールドウレタンフォームとは

比較的柔らかくなるように配合したウレタン液を用いて作られる、柔軟性に富んだモールドウレタンフォームです。
あらかじめデザインされた金型の形状に合わせて発泡・成形されるため、合板を曲げるなどの方法で成形された椅子では実現できない柔らかな座り心地と、ゆるやかな曲線などを用いたデザイン性の高い椅子・ソファの製作を可能にします。
軟質ウレタンフォームの特性の一つである弾性(元の形状に戻ろうとする力)と粘性(圧力を分散する力)に富んだ製品で、座り心地とデザインセンスの高い家具製造を可能にします。
製品の厚みやデザインによってウレタン液の配合を変化させることで、そのデザインの目的にあった座り心地や反発性を実現できるよう、細かな調整を行った上で最適な製品をご提供しています。


薄型・デザイン性に富んだ曲線を木製椅子で製作しようとするとどうしても失われてしまう弾力性を維持しつつ、柔らかみのある曲線、シャープなフォルムなど自由なデザインが可能で、空間演出の幅が広がります。


軟質モールドウレタンフォームの構造

軟質モールドウレタンフォームそのものは柔らかい素材であり、そのままでは背もたれ部分やアーム部分など体重がかかる場所で十分な強度を保つことができません。そのため軟質モールドウレタンフォームの製品には、「芯材」と呼ばれる金属製のパイプや木製の座面などが組み込まれます。
金型に芯材をセットしてウレタン液を注入することで、金型とのすき間に充填されたウレタンフォームに芯材が圧着、固定されます。芯材が骨組みとして強度を保ち、ウレタンフォームの柔軟性と芯材による骨組みの安定性が、座り心地に優れた椅子製作を可能にするのです。
この金型と芯材の間の空間作りが、軟質モールドウレタンフォーム設計上の一つのポイントと言えます。

硬質モールドウレタンフォーム

硬質モールドウレタンフォームとは

ウレタン液の成分・配合比率をより硬くなるように配合し、金型に注入・成形したものを硬質モールドウレタンフォームと呼びます。
硬質ウレタンフォームは耐熱・断熱性や防湿機能に優れており、船舶の部材や家屋の断熱材などによく利用されていますが、その他の特徴として「強靭であること」「軽量であること」であることが挙げられます。
その強靭で軽量な特性を活かしてモールドタイプの素材として家具製作に用いると、しっかりとした存在感を主張する椅子・ソファを軽く、しかも丈夫に仕上げることが可能になるのです。金型を使うモールドタイプのウレタンフォームならではの、曲線などを活かした洗練されたデザインで、軽量・丈夫な椅子・ソファ製作を実現します。


しっかりとした存在感を示す、ボリュームのあるデザインにも包み込むような柔らかな曲線を用いることができます。また、女性一人でも簡単に持ち運んでいただくことができるほどの軽量感で、レイアウト変更、お掃除などの手間も軽減します。


硬質モールドウレタンフォームの構造

硬質モールドウレタンフォームは、軟質モールドウレタンフォームのように芯材を用いなくても、しっかり硬く、凹みや歪みが発生しにくい素材として成形されます。その正体は成形する際にウレタン液が小さな空気の泡を包み込んで発泡・凝固し、目に見えないほど微細なすき間を持った気泡の集合体です。 よくご家庭で使われているスポンジなどが、凹まないほど非常に硬い素材でできているのを想像して頂くとイメージして頂きやすいかもしれません。硬質モールドウレタンの軽さと丈夫さの秘密は、小さくて硬い気泡の集合体にあるのです。

超硬質モールドウレタンフォーム

超硬質モールドウレタンフォームとは

硬質モールドウレタンフォームでは強度を保つのにある程度の厚みが必要になりますが、ウレタン液の配合をさらに硬くなるように調整し、薄い構造でも強度を維持できるように調整されたものは「超硬質モールドウレタンフォーム」と呼ばれています。
「硬質」と「超硬質」には厳密な規格などの定義が定められている訳ではありませんが、一般的にはシャープな輪郭やより厚みを減らしたデザインを実現したい際に、専用にモールド液の配合や材料を変更したものを大別して「超硬質モールドウレタンフォーム」と呼んでいます。
従来の製品では張り地もクッションもない、いわゆる「プライウッド(総板張り)」やポリカーボネート(硬質プラスチック)で形成していたようなシャープなデザインの製品を、デザイン性を維持しつつも弾力性をも兼ね備えた座り心地を両立し、より繊細で洗練された造形の家具製作を実現します。


超硬質モールドウレタンフォームの構造

超硬質モールドウレタンの構造も、硬質モールドウレタン同様小さな気泡の集合体ですが、気泡のサイズは硬質モールドウレタンよりもさらに小さく、目視で気泡を認識することはまず不可能です。断面の手触りも非常に滑らかになり、しっかりとした硬さを実感することができます。
全ての椅子用モールドウレタンフォーム共通の構造として、椅子脚の接合部(座面の裏側)には芯材として合板が利用されるのが一般的です。

モールドウレタンファニチャー

熟練の椅子張り職人による製品販売

ウレタンフォームのみ・芯材のみの販売も行っておりますが、弊社で熟練の職人が生地裁断・張り加工を行い完成品としてご納品させて頂くことも可能です。完成したモールドウレタンフォームを一旦弊社工場にて保管し、生地裁断・張り加工、脚部の接合等を行って随時完成品としてご納品させていただきます。

その他モールドウレタンフォーム・ウレタンスポンジ

和泉フォームでは、椅子・ソファ・家具用のモールド成型ウレタンフォーム以外にも、乗り物用ハンドルや椅子のアームレスト等に用いられる「インテグラルスキンフォーム(スキンドフォーム)」や、樹脂フィルム・各種生地との一体成型を行う「FIF(フォーム・イン・ファブリック)」、自動車のドアや天井など耐衝撃吸収性が求められる箇所に金属類と一体成型する「エネルギー吸収フォーム」など、金型からの発泡成形を行うモールド成型型のウレタンフォーム各種を取り扱っています。
既存生産ラインのリプレースやコストダウン、納期短縮など様々なご要望にチャレンジさせて頂きますので、モールド成型に関することなら何でもお気軽にお問合せください。