当社は、メーカー様の企画・デザインをもとに製品化のお手伝いをさせて頂くサプライヤーとしてモールドウレタンチェアに特化した生産能力を高めて参りました。

「モールドウレタンチェアの可能性をもっと拡げたい」という思いから2019年4月に訪問した国際的な家具の見本市「ミラノサローネ2019」やイタリア家具ブランドの工場視察は、超一流ブランドの先進的な考え方、デザイン・マーケティングの仕組み作りに多大なカルチャーショックを受けると共に、「日本の業務用家具業界ももっと強くならなければ」との思いを強く感じた視察となりました。

モールドウレタンチェアは、従来のデザイン上の制約に捉われない自由な発想で椅子を作る事ができ、今後の日本の家具業界の発展に大きく寄与できる可能性があります。
しかしモールドウレタンチェアはまず金型を製造する必要がある都合上、企画・設計段階に多くの時間を割かねばならないことが大きなネックでした。

今後、「日本発デザイン家具」が世界での発信力を高めていくために、自社ブランド製品を展開しないサプライヤーである当社の役割は、メーカー様の企画・デザインをいち早く具体化し迅速に製品化する「フットワークの軽さ」であると捉えています。

特にネックとなる試作品開発の工程において、3Dプリンタやロボットアームなど、試作・修正の工程を短縮するための生産設備を整えました。
※当社設備についてはFACILITYのページよりご覧ください。